転職前に準備してほしい事
恐れ多い事ではあるのですが、井木組に入った現在も新卒・中途問わず就活や転職活動についてアドバイスをさせていただいている井木組採用担当の髙原です。
私が1度自転職を経験した身ですし、特に転職活動を考えている人に対して「良い転職とは何か」みたいなことを度々お話させていただいています。なので、今日は普段お話している良い転職を行うための準備してほしい事についてお話させていただきます!!
ここで言う「良い転職」とは
・サードキャリア以降で人間関係等で転職しないこと
・転職後に中・長期的に就業が見込め、役職や給料等で還元されるか
この観点でお話を進めさせていただきますのでよろしくお願い致します^^
①転職の検討理由を棚卸する
転職するにあたり「そもそもなんで転職をしようとしてるのか」しっかり考えた方が良いと思います。というのも、面接官目線「転職理由が論理的に理解・納得できるのかどうか」は非常に重要項目だからです。
例えば、今の会社にいても給料が上がらないからという理由で転職活動をするとします。
その際に面接官が思う事って「給料が上がらないのは会社・個人どっちのせい?」なんですよね。個人は成果を出してるのに個人に給料や裁量という形で還元されていないのであれば納得できますが、後者の場合「それなら今の会社でも給料の伸びしろあるじゃん」になります。
なので「本当に転職すべきことなのか」を理解する為に、転職を検討してる理由を棚卸してみるといいでしょう。
具体的なアクションプランとしては
1:転職の検討理由を書き出す
2:1に対して個人で改善・コントロールできるかどうかを考える
個人でコントロールできないものが多い場合は転職した方が良いと思いますし、改善やコントロールが個人でできるものが多い際はそれを行ってから再度転職を検討してみると良いと思います。
②自分の市場価値を理解する
給料を上げる為には自分の市場価値を理解することは必要不可欠です。
なので、自分の市場価値を理解する為に3つの軸を用意させていただきました。
1:人的資産・・・会社ではなくアナタと仕事をしたいと言ってくれる人が何人いるか
2:技術資産・・・職種に紐づくスキル(資格等)と紐づかない技術(経験)から構成される
3:業界生産性・・・1人あたりの生みだす利益が大きいかどうか
特に気を付けないといけないのは人的資産です。
何故かというと、ビジネスマンとしての価値は【個人能力+会社の認知度】で構成されているからなんですよ。
これまで営業成績や作った商品が会社の認知度や資金力のお陰で達成していたものならば、アナタが担当してる取引先もきっとアナタではなく会社を見ているでしょう。
(個人ではなくブランドを見て購入する人はかなりの数いるので)
なので、ここに関しては自分が思ってるより少々辛めに評価した方が良いと思います。
またこれら全ての項目を自分1人でドライに分析する事ってなかなか難しいと思います。
自分のポジションを人は都合の良いように解釈してしまう可能性がありますし、1人でやると偏った情報で物事を判断してしまう危険性があるからです。
なので、自分の市場価値を算定するのに自信のない方は様々な業界職種に精通する第三者に分析をお願いしてもらうとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
転職は恐らく人生で1番最初にやってくる「捨てる行為を伴う意思決定」だと思います。
「今の会社に不満があるから」とか「もっと給料を上げたいから」という思考一辺倒でいきなり求人を漁ったり、面接を受けに行くのは非常に危険です
。
捨てる選択をする前に「本当に捨てるべきなのか、捨てたとして拾われるのか」
この観点をセットで持って転職活動をしてみてはいかがでしょうか?